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幽けき光

割れたハート型した月の下

歩けば、月の旅ができるね

月の光まばゆい光

ずっと前から私を照らしていた

あなたと過ごした短い時間

私にとっての月の結晶

たかが今されど今

今を輝かせたいと言った

声を月は聞いていた

失くしたものを後悔しても

永遠に戻らないよと

幻に逃げ込んだ私が

唱えていた

さようなら、思い出の砂

握りしめた砂達がヒトデの手から

風にのり、羽ばたいて

飛んでいった

どれがわたしの思い出かわからなくなるような、砂丘が地平線まで続いていた

あなたにいつか逢えなくても

大丈夫だといえる

おひさまの下を歩くことにしたの

あなたと見た海の色が

光に透けて輝くのを

見れますようにと

 
 
 

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