幽けき光
- よしお

- 6 日前
- 読了時間: 1分
割れたハート型した月の下
歩けば、月の旅ができるね
月の光まばゆい光
ずっと前から私を照らしていた
あなたと過ごした短い時間
私にとっての月の結晶
たかが今されど今
今を輝かせたいと言った
声を月は聞いていた
失くしたものを後悔しても
永遠に戻らないよと
幻に逃げ込んだ私が
唱えていた
さようなら、思い出の砂
握りしめた砂達がヒトデの手から
風にのり、羽ばたいて
飛んでいった
どれがわたしの思い出かわからなくなるような、砂丘が地平線まで続いていた
あなたにいつか逢えなくても
大丈夫だといえる
おひさまの下を歩くことにしたの
あなたと見た海の色が
光に透けて輝くのを
見れますようにと



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